光の種類

 

 

光の種類とは?

 

光の種類は3種類に分かれます。

 

紫外線 / 可視光線 / 赤外線

 

 

 

〇光の種類や特性に関する動画です。
その動画が以下です。
[出典:YOU TUBE]

 

 

紫外線 (英語名:Ultraviolet Rays)

 

 

紫外線 = 植物は紫外線を受けると、アントシアニンを合成します。また、紫外線は波長が短い(波長10 - 400 nm)。

 

★コラム

 

紫外線と虫の関係

 

【ミツバチ】
ミツバチは、紫外線を用いてものの位置を把握しています
このため、紫外線をカットした被覆材にすると、いわゆる盲目状態になると言われています。したがって、ミツバチを呼び込みたいとか交配に用いるような場合は、紫外線をカットした被覆材にすることはできません。

 

【コナジラミ、アザミウマ等】
紫外線の植物への直接的効果を見てきましたが、それ以外にも忘れてならないことがあります。
それは、紫外線と駆除の非常に難しいコナジラミ、アザミウマ等の栽培家を悩ませる害虫との関係です。
紫外線が入るハウスには、コナジラミ、アザミウマが飛来しやすく、紫外線をカットした被覆材を使用すると飛来侵入が抑制されることが知られています。
ただ、既に侵入している場合は、紫外線をカットした被覆材に換えても逃げ出すわけでもなく繁殖が抑制されるわけでもありません。紫外線をカットした被覆材にすると飛来侵入が抑制され初期密度を抑制することができるということだけです。それでも、これらの害虫に悩まされる人にとっては、紫外線をカットした被覆材は有益かもしれません。

 

赤外線 (英語名:Infrared Rays)

 

可視光線の赤色の外側にあるため、赤外線と呼ばれます。また、熱線とも呼ばれ、放射を受けるとあたたかく感じるのでこのようによばれる(放射熱、輻射熱)。
*放射(ほうしゃ) = 輻射(ふくしゃ)ともいわれる。可視光線や赤外線など,物質から出る電磁波の総称。

 

また、絶対零度(-273℃)より、温度が高いものは赤外線を発します。つまり、地球上の全ての物体は赤外線を発していると言えます。
この原理を利用して、赤外線サーモグラフィで物体の温度を計測できるのです。

 

@赤外線の種類
赤外線は波長の違いによりいくつかに分類されます。
一般的には、近赤外線(〜1.5μm)、中赤外線(1.5μm〜4μm)、遠赤外線(4μm〜)の3つに分類されます。

 

A赤外線の性質
一般的に、光は波長が長くなるほど、屈折せずに直進する性質があります。波長の長い赤外線はこの性質が大きい。特に、赤外線の中でも波長の長い遠赤外線が顕著です。
 赤外線は、物質に吸収されると分子の熱運動を引き起こし、物質の温度を上昇させることから、「熱線」とも呼ばれます。
 また、すべての物質からはその絶対温度の4乗に比例した赤外線が放射されています(赤外放射)。

 

B遠赤外線について
熱線といわれる赤外線の中でも、特に温度上昇効果が高いと言われております。

 

 

 

太陽の光は熱いのでしょうか?実は、太陽光は熱をもっていません。熱くないのです。
では、なぜ太陽光は熱いというイメージがあるのでしょうか?それは、太陽光には、赤外線という熱線が含まれており、その赤外線(熱線)が、物体に当たってはじめて熱が発生します。これがいわゆる放射熱(輻射熱)です。

 

少し小難しい話になりますが、太陽光が当たると、なぜ私たちは暖かく感じるのでしょうか??赤外線が物体に当たると、その物体を構成する分子が刺激されて激しく振動します。
人体の場合も同様に、体を構成している分子が振動します。すると、その振動によって熱が発生するため暖かく感じるのです。

 

太陽と地球の距離は、およそ1億5000万kmで、光の速さでも約8分以上かかる距離です。

植物は、なぜ緑に見えるのでしょうか??

それは、太陽光に含まれる可視光線(七色)のうちの緑色の光を反射しているからです。


以下、
植物は光合成をするために光を吸収しますが、そのために葉緑素(クロロフィル)という色素を持っています。このクロロフィル赤色(680 nm前後の光)と青色(430 nm前後の光)の光を吸収することにより、 残りの緑色の光が反射されたり、散乱されたりして私たちの目に入り、葉が緑色に見えます。
<引用:Laboratory of Plant Physiology, Waseda University >


特にここでは、青と赤色についてみていきましょう。


**太陽光の波長と色の関連図


出典:「カラーケミストリー」より

**色の組合せ


出典:プリントキッズより